断捨離とは誰が言い出した言葉か知らないが見たり聞いたりするようになってもしかすると10年くらいになっているだろうか、今ではすっかり定着した言葉だ。その言葉の概念も使う人によって独り歩きを始めているかも知れない。
もったいない。
この言葉も日本人の価値観を示すものの一つとして有名。物を大事にして最後まで使い続けるという文化。
断捨離ともったいないは反対の意味か同じ意味か。
まだまだ使えるのに捨ててしまうのはもったいない。とも言えそうだからこの二つは全く反対の意味だ。
でも、
もったいないはものの新陳代謝を阻害する要因になりかねない。物が多くて十分活用できていない状態ももったいないと考えれば、この二つは同じ方向にあると分かる。
結局。
ものの理。道理、理屈、が適切かどうかを見極めれば同じなんだろうと分かる。
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着眼のポイントは、自分の周りに溢れているもの。埋め尽くしているもの。それらが、空間も時間も心も圧迫しているという理解。隙間が必要という理解。
何が大事か。
唐突に感じるだろうが「備えと覚悟」のバランス。
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人生の最期ってその人の一生を終えること、すなわちその人が死ぬこと。最後の断捨離って自殺とか自死とか末期とかをイメージするだろうね。実際に、身辺整理をして一線を越えて踏み込んでしまう人もいる 。それもまたその人の生き方だろう。
終活と断捨離は何が違うか。
詰まらんことを言うね。心の愁いを掃い、その後の人生をよりよく生きることを狙いにしている。本質は変わらない。終活は高齢者と思っていると大間違い。若くして死ぬこともある。武士なら若くして覚悟を持っていたのではないか。合戦に出る時はもう帰って来られないとことを覚悟していたに違いない。
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経済の健康、身体の健康、心の健康。
憂いは何処から来るか。欲望。欲望と現実のギャップ。欲望は膨らみ、ギャップは際限がない。
必要なのは諦念。自由な心。
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断捨離とは?
お片付け、整理整頓、お掃除、ゴミ出し、入れ替え、?。そういうものは前からやっていた。 整理術は色々語られてきたに違いない。
断捨離は心の問題に入り込んできている。
自己矛盾。論理矛盾。断捨離に拘ると断捨離から離れてしまう。
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植物のように黙々と時を刻むこと。
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